とちのけんさ

『とちのけんさ』

あっという間に古い家は取り崩され、ぽっかりと空き地が広がりました。
そこへ、工務店の人たちが、何やら大きな機械や白い紐を使って、
調べたり、測ったりの作業を始めました。
リンちゃんにはまだ見えませんが、設計図をもとに着々と、
空き地の上に夢がいっぱい詰まった「家」が描かれていっているのでした。
「家づくり」、いよいよ開始です!

おやおや、リンちゃんはもう、新しく広くなる予定の駐車場スペースを夢見て、
ワクワクしちゃってるみたいですよ。

《地盤調査》

まずは、地盤調査から工事は始まります。その土地(敷地)の状態や条件によって、家のつくりや工事のやり方が変わってきます。最初にしっかりと調査を行うことで、万全の形で工事を進められるようになるわけですね。
必要な場合には、地盤を補強する工事等もこの段階で行っていきます。
2枚目の写真の白い紐は、「地縄張り」と言われる、設計図とあわせて建物の配置を確認していく作業になります。このあと、地縄張りの周囲に杭や板を張っていく「遣り方」という工程が続きます。
ご家族の夢がいっぱい詰まった、新しい『家』の白地図が、目の前に広がっていきます。

→ 03『はいかん工事の豆ちしき』

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